ボクサー

ボクサーとは

ボクサーはドイツ原産で肩高55センチから60センチ、筋肉質で格闘の強い犬です。
タフで強靭な体と、胸を張った良い姿勢の優雅さを併せ持っているので欧米では大変人気の高い犬種で、アメリカではボクサーはさまざまな犬種の中で4番目に多く飼われている犬です。
頭は幅広で、鼻は丸みを帯び、瞳は強い輝きを持ついわゆる強面のため、多くの方はボクサーを凶暴な犬として恐れてしまうのですが、実はボクサーはとても柔和で人懐こく面倒見のいい一面を持っています。
不審者や見知らぬ人には容赦なく吠え掛かりますが、飼い主には従順で繊細な部分もあるので、命令をよく聞きます。
番犬としてこの上ない適性がある犬種なのです。

ボクサーの歴史

もともとボクサーはヨーロッパに住んでいた大型犬と小型犬をかけ合わせて誕生した犬が祖先と言われています。
祖先の一つと言われるブレンバイザーは雄牛を噛む犬という意味で猪などを狩るときに使われてきました。
こうした大型の獲物を仕留めるための犬は、食らいつきながらも離さないために鼻が短く噛み付きながら呼吸できるようになっていることが条件で、さらにつよい顎も必要です。

こうしたブレンバイザーはその後狩猟の時だけでなくヨーロッパで行われてきた、ブルバイディングという牛と犬を戦わせる競技用の犬として改良されました。
ブルドッグやマスティフなどの鼻が凹んだ犬たちはこのような目的で品種改良されて生み出されました。
これらのマスティフやブルドッグ、テリアなどをかけ合わせて生まれたのがボクサーです。

その後はブルバイティングが行われなくなったため、ボクサーは家畜を監視する番犬として人気となりました。
ボクサーは強くて従順なため、軍用犬や警察犬として使われるようになり広まりました。

その後、家庭犬として愛玩用、ショードッグとしての人気も出てきたのです。

飼育のポイント

ボクサーを実際に飼っている方は、最初によく訓練をして、躾をすればとても飼いやすい犬種だということをいいます。
筋肉質で力が強いので散歩の時などに引っ張られてしまうと危険なので、躾をして人間の歩調に合わせて歩くように訓練が必要ですが、そうしたことさえ気を付ければ、柔和で従順なボクサーは子供の良き遊び相手となり、家族にとって欠かせない一員となるのです。
運動量は必要なので毎日の散歩が欠かせませんが、屋内でボクサーを飼っている方も多く、日本でも徐々にボクサーの飼いやすさが知られ、人気が高まっています。