ドーベルマン・ピンシャー

ドーベルマン・ピンシャーとは

日本の場合、居住環境などの理由から、どうしても小型の犬種が多く飼われていますが、
もし環境が許すなら大型犬を飼ってみたいと考えている人も多いと思います。
特に男性ならドーベルマン・ピンシャーやジャーマン・シェパードなどは
憧れの犬種ではないでしょうか。

ドーベルマン・ピンシャーは20世紀になってつくり出された、比較的歴史の浅い犬種です。
ちなみに、ドーベルマンという名前は、ドイツ人の税金徴収者でありブリーダーでもあった、
ルイス・ドーベルマン氏に由来します。
税金を徴収する仕事をしていたルイス・ドーベルマン氏は普段からお金を持ち歩くため、
一緒に行動してくれる警備犬が必要だと考えていました。
そこで、ドーベルマン氏はジャーマン・シェパードとジャーマン・ピンシャー、
ロットワイラーなどの犬種を交配させて、ドーベルマン・ピンシャーを誕生させました。

新しく誕生したドーベルマン・ピンシャーは非常に引き締まった体つきが特徴のイヌで、
まるでサラブレッドを思い出せるような洗練した姿をしています。
骨格が太くて非常に力強く、
その割にスマートで均整がとれているのもドーベルマン・ピンシャーの特徴です。
毛が短いため引き締まった筋肉質のシルエットがくっきりと見え、
見るからに精悍さにあふれています。

性格

このように強さが前面に出ていることもあり、怖いと感じる人も多いと思いますが、
性格的には温厚で優しく、飼い主には絶対の忠誠を示します。
もちろん、勇敢な性質も持ちあわせていますから、飼い主に何か不測の事態が起これば、
飼い主を守るために攻撃的になったりもするのです。
もしドーベルマン・ピンシャーを飼育するときには、幼い時からしっかりと訓練をしておくことが
重要であり、そうしないと将来他人に危害を加える危険もあるので注意しましょう。

また、ドーベルマン・ピンシャーはとても賢い犬種であることでも有名です。
教えこんだことを理解するスピードも非常に早く、
しっかりと訓練をすることで驚くほど優秀な家庭犬にもなります。
また、その賢さと強さを活かして、警察犬や軍用犬、警備犬として能力を発揮しています。
最近では空港などで麻薬探知犬として活躍しているものも見かけるようになりました。

飼育のポイント

ドーベルマン・ピンシャーを飼育する場合には、
かなりの運動量が必要となることを覚悟しておきましょう。
ドーベルマン・ピンシャーは非常に活発な犬種であり、
毎日の運動が足りないとストレスが溜まって暴れたり、人に危害を加えたりすることがあります。
少なくとも毎日1時間以上は運動の時間が必要でしょう。
短毛のため被毛のケアは比較的楽で、ときどきブラッシングをした上げるくらいで構いません。
抜け毛も少ないので、大型犬の中では室内での飼育に向いている犬種だといえるでしょう。

健康面では、股関節形成不全症などが比較的多く見られるようです。
最近は肥満に悩むドーベルマン・ピンシャーも多く見られますが、
体重がオーバーしていると股関節などに掛かる負担も大きくなるため、
食事のコントロールや適度な運動で肥満にならないように注意しましょう。