イビザン・ハウンド

イビザン・ハウンドについて

エジプトの墓の壁画の犬や、エジプト神話のアヌビス神に似ているので、世界で古くから飼われていた犬のファラオ・ハウンドと同じ歴史を持っています。
古い時代ではフェニキア人の商人がこの犬をイビザ島に持ち込み、その後島で隔離して育てました。

他の地域からの影響がほとんど無い状態のイビザ島で、この犬は他の犬と交配することなく、長い間純血を守ってきました。
そしてイビザン・ハウンドの中でも、兎を狩る能力が高い犬だけを選んで育て、繁殖させていくような習慣があったので、より丈夫で優れた能力のあるイビザン・ハウンドが後世に残っていきました。

1950年代になると初めてアメリカに渡り、最初は原始的な外観が注目を集めますが、ペットとして飼おうという人はいませんでした。
徐々にその後は注目を集めるようになりますが、現在でもやはり珍種として見るような人が多いです。

性格や外見

鹿のような表情と外見を持っており、凛々しい身のこなしをします。
しなやかな体でダブルサスペンションギャロップで駆け抜け、跳躍力が優れているので一気に高いところまで飛ぶことが出来ます。
アヌビス神のような見た目であり、大きな特徴として長く大きな耳がありますが、それ以外の特徴は特にありません。
毛は短毛のタイプと、4cm前後の比較的長い毛のタイプがいます。

生まれつき狩猟本能を持っており、鋭い聴覚と嗅覚で獲物の居場所を探せます。
動く物なら何でも追いかけるという性質を持っているので、まさしく狩猟犬として最適です。
獲物を追いかけるときは吠えながら追いかけます。

知らない人には距離を置き、中には警戒心の強いものもいますので、臆病になる犬もいます。
基本的には優しく温厚であり、冷静沈着であり、物静かです。
また独立心も旺盛であり、運動神経もありますので、もしも飼うとしたら安全な場所で毎日運動させる必要があります。
可能なら全速力で走れるような広い場所で運動させると良く、リードを付けるなら長めのリードで自由に運動させましょう。
ジョギングなどを組み合わせて、長い時間走らせたりしても良いです。

温暖な地域なら屋外で飼うことも出来ますが、基本的には屋外で飼うような犬ではなく、屋内飼育の方が良いです。
ただし暖かい地域で屋外飼育をするなら、十分に動けるような広いスペースと、暖かく柔らかい寝床が必要です。
跳躍力があるので、柵などを作るなら飛び越えられないような高い柵が必要です。
屋内で飼育するなら、運動するときに外に出して、十分運動させましょう。

短い毛のタイプのイビザン・ハウンドであれば、時々ブラッシングするだけで良く、長い毛のイビザン・ハウンドなら1週間に1回ほどブラッシングすれば良いでしょう。
そして、むだ毛があれば丁寧に取ってあげましょう。