秋田犬の紹介

秋田犬とは

秋田犬は柴犬と並んで日本犬を代表する犬種で、国の天然記念物にも指定されています。
忠犬ハチ公のモデルとなったことでもご存知の方が多いでしょう。
日本犬としては唯一の大型犬としても知られていて、がっしりとしたパワフルな体型が特徴です。
ちなみに、正確な呼び名は「あきたけん」ではなく「あきたいぬ」です。
ここでは、国内で昔から人気のある秋田犬について紹介します。

闘犬として活躍していた犬

秋田犬はその名前の通り、秋田にルーツを持っているのです。
秋田県の中でも特に大館地方で狩猟犬として飼育されていたものが大館犬と呼ばれるようになり、その大館犬が直接の祖先だと言われています。
大館犬はそれほど身体が大きくなく、主にマタギの相方としてクマやシカ、イノシシといった獲物を追い詰める猟犬でした。
しかし19世紀の末になると、秋田犬が闘犬として利用されるようになりました。
しかし元々中型犬だったため大型の土佐犬に勝つことができず、土佐犬に勝てるように品種改良が行われて現在のような大型犬となったのです。
ちなみに「土佐犬も大型の日本犬では?」という質問がよくありますが、土佐犬はマスティフやブルドッグ、テリアなど洋犬の掛け合わせであり日本犬ではありません。
土佐犬という名前で勘違いする人が多いようです。
さて大型犬へと品種改良された秋田犬ですが、大型化するために様々な犬種との交配が行われたため、元々持っていた本来の特徴が薄まってしまうという問題が出て来ました。
そこで秋田県の愛犬家たちは本来の姿を取り戻すために努力し、その結果として昭和6年に天然記念物に指定されるまでになりました。
また同時期に忠犬ハチ公の話が社会的に話題となったことで全国的に名前が広まって飼育する家庭も急激に増えることになったのです。

飼育のポイント

闘犬になるために品種改良が行われたために個体の中には性格の激しいものも見られますが、一般的には大人しくて控えめな性格です。
元々狩猟犬ということもあり飼い主には堅い忠誠を誓いますが、独立心の強い個体が多く愛想よく振舞ったりするのは苦手であり、あまり人懐っこいタイプではありません。
体系的な特徴としては、やはり身体が大きいというのが一番のポイントでしょう。
体高は60センチから70センチ、体重は40キロから60キロくらいが平均的です。
また体高よりも体長のほうが若干長いという特徴があり、これは雪の多い地方にルーツを持つ犬によく見られる特徴で、足元も悪い雪の上でも安定して移動したり猟犬としての能力を発揮することができます。
被毛についてですが毛色には赤(日本犬の場合は茶色を赤と表現する)が最も多く、その他に白色や虎色の個体もいます。
また数は少ないながらも胡麻と呼ばれる斑模様の個体もいますね。
飼育するときに気を付ける点としては、毎日の散歩は欠かすことができないということでしょう。
本来、非常に活動的な犬種であり運動が大好きですから、毎日の散歩でストレスを発散させてあげないと体調を崩したり、むやみに人に吠えたり噛み付いたりするようになってしまいます。
こういった性格から誰にでも飼育できるというタイプとは言いづらいでしょう。
ただし適切な飼育をしてあげれば、これ以上ない最高のパートナーとなってくれるでしょう。