ビーグル

ビーグルとは

ビーグルというと、有名なキャラクターの「スヌーピー」のモデルになった犬としてよく知られ、
愛嬌のある仕草がとても人気のある犬種です。
ビーグルは比較的体の小さなイヌですが(ビーグルはフランス語で「小さい」という意味)、
もともとハウンド・ドッグ(狩猟犬)として飼育されていたという歴史を持っています。

ビーグルの歴史

ビーグルというイヌが文献に登場するのは16世紀で、ウサギ狩りのパートナーとしてとても重宝されていたようです。
ビーグルは集団性に優れていたので、野山に数十頭のビーグルを放してウサギの臭いを追跡させ、
穴などに隠れているウサギを見つけ出すといった狩猟にとても向いていたということです。
もちろん、ビーグルの歴史は文献に登場するよりずっと以前から存在します。
ビーグルによく似たハウンド・ドッグは紀元前から存在しており、
そのころからウサギ狩り用の猟犬としてもてはやされていました。

ビーグルの特徴の一つに、鳴き声の美しさがあります。
ビーグルは狩りの時にウサギを見つけると吠えてウサギを追い詰めていきますが、
その時の声が非常に美しく、また非常に遠くまで声が通るため、「森の声楽家」という愛称が付けられるほどです。

また、ビーグルは非常に優れた集団性を示すことでもよく知られています。
狩猟犬の仲間には単独行動をするものが多いのですが、ビーグルは集団で猟に使われるのが一般的でした。
ウサギ狩りはもともとは生活のために行われていましたが、時代とともにスポーツ的な要素が強くなってきます。
そして競技会なども開催されるようになります。
ウサギ狩りでは人が吹くホルンの音をビーグルが聞き分けて、
「前へ進め」や「後ろに下がれ」、「待て」などの命令に従いますが、そういった命令に的確に反応し、
集団でウサギを追い詰めていくビーグルは非常に貴重な存在で、大切に飼われていました。

19世紀になると、ビーグルは愛玩犬として人気となります。
狩猟犬として非常に賢いところがある一方で、体が非常に小さく(体高は40センチ以下)、
女性や年配者でも扱いやすいということで、アメリカでは人気の犬種のトップにも名を連ねるほどの人気となりました。
また、ガッチリとした体つきながらも耳が長く垂れていて、
どこかおどけたような表情をしていることも人気の理由の一つです。
毛色も特徴的で、ブラック・ブラウン・ホワイトのトライカラーが基本となっていますが、
最近ではレモンやオレンジといった色のビーグルも見られます。
性格的には狩猟犬らしく、活発で好奇心が旺盛です。
飼い主にほめられることに喜びを感じ、命令にも従順です。

飼育のコツ

ビーグルは比較的健康で飼育しやすい犬種ですが、
最近は肥満している個体が多く見られるようになって来ました。
ビーグルが狩猟犬だったということは説明しましたが、
猟の時には神経を研ぎ澄ませて獲物に対して貪欲になるように、わざとエサを少なくして空腹の状態にしました。
そのため、ビーグルはエサがあるときにはある分だけ、たらふく食べるという習性があります。
ですから、家庭でエサをたくさん与えてしまうと、全部食べてしまって太ってしまうのです。
肥満はいろいろな病気を引き起こしますから注意しましょう。