ウェルシュ・コーギー

ウェルシュ・コーギーとは

ウェルシュ・コーギーはイギリスのウェールズ原産の牧畜犬です。
代々、英国王室で飼われていたことでも知られる犬で、その歴史は12世紀のリチャード1世の頃まで遡ることができるということです。
ウェルシュ・コーギーという名前の由来ですが、ウェルシュは出身地のウェールズにちなんだもので、コーギーには「小さな人」という意味があります。
これは、コーギーが妖精の馬車を引いていたという伝説に由来しているそうです。

大きく2種類に分けられる

ウェルシュ・コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2つの種類があります。
この2つは外見が非常によく似ているため見分けがつきにくく、戦前までは特に区別されることなく一緒くたに「ウェルシュ・コーギー」と呼ばれていまいた。
しかし、戦後になってイギリスのケンネルクラブが別々の品種として分けました。

ウェルシュ・コーギー・カーディガンの歴史はペンブロークに比べずっと古いと言われており、3000年以上の歴史があるとされます。
当時、中央ヨーロッパからウェールズ地方にやって来たケルト民族が連れて来た犬だといわれており、系統としてはダックスフンドに近いもののようです。
その後、ウェールズのカーディガンシャー地方で現在の形に改良されました。

一方、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはカーディガンと非常によく似た外見をしていますが、血統的には全くの別犬種であることがわかっています。
しかし、同じウェールズ地方の犬であるということと、外見の酷似から同じ種類だと長い間扱われてきたようです。
ペンブロークの方は既出の通り12世紀からイギリス王室で飼育されてきました。
ペンブロークとカーディガンが外見上非常に酷似していると書きました。
たしかに、両者とも胴長短足でフサフサとした被毛を持ち、耳がピンと立っているなど共通の特徴が多く見られます。
しかし、よく見ると違いもいくつかあり、カーディガンの尻尾は長いのに対してペンブロークは尻尾は短いだとか、カーディガンの耳の先端が丸みを帯びているのに対してペンブロークの耳は先が尖がっているなどの違いが
見られます。また、骨格もカーディガンのほうがペンブロークに比べると太くガッチリとしています。

性格や健康管理のコツ

ちなみに、ペンブロークの尻尾は長い場合には短く切り落としてしまいます。
これは、牧畜犬として働くときに踏まれたりなどジャナにならないようにするためです。
ウェルシュ・コーギーの性格はとても活発で元気が良いのが特徴です。
牧羊犬ということで頭がよく、物覚えも良いので、躾けるのがとても簡単です。
無駄吠えもあまりありません。また、性格的にもカーディガンとペンブロークには違いがあり、
カーディガンに比べてペンブロークは落ち着きが無いと言われます。

健康面に関しては肥満している個体が多く見られます。
というのも、コーギーは非常に食欲が旺盛で、餌やおやつを与えれば与えるだけ食べてしまうためで、
食事のコントロールや運動を適度にさせてあげないとすぐに太ってしまいます。この点には十分に気をつけましょう。