ダックスフンド

ダックスフンドとは

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今も昔も変わらぬ人気をもつ「ダックスフンド」。
前項で紹介したパグ同様、その独特の風貌が人気の大きな要因でしょう。
ちなみに、名前について「ダックスフンド」か「ダックスフント」かどちらが正しいのかという質問がよくありますが、結論から言えばどちらでも構いません。
最近はダックスフントと紹介されることも多いようですね。
ただ、ジャパンケンネルクラブの正式登録名は「ダックスフンド」となっているので、ここでも「ダックスフンド」という名前を使います。
ドイツ語では文末の「d」は濁らないので、正確な発音は「ダックスフント」となるようです。

ダックスフンドの名前の由来ですが、ダックス(dachs、アナグマの意)とフンド(hund、犬の意)からきています。
つまり、アナグマ犬となりますが、その名前の通り、もともとはアナグマやウサギなどの小動物を巣穴から駆り出す役目を担っていた猟犬でした。アナグマは農作物を食い荒らす害獣であると同時に、その毛皮は高価で売れるため、ダックスフンドはかなり活躍していたようです。
このような役割を考えると、体高が低くて胴が長い独特の体型の理由もよく分かります。

ダックスフンドの歴史

ダックスフンドのルーツですが、古代エジプトの洞窟壁画にダックスフンドに似た犬の姿が描かれているのが発見されたり、南米で胴長短足の犬の粘土細工が発見されたりしていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
記録が残っているものとしては、16世紀に描かれた木版画が最も古いもののようです。
ダックスフンドは体の大きさや毛質により、いくつかの種類に分類ができます。
体の大きさについては現在は体重で区別するのが一般的ですが、元々は狩猟犬ということもあって、穴に体が入るかどうかの目安である胸囲を基準にして区別するのが一般的であったと言われています。
ちなみに、体の大きさによる分類は国によってまちまちですが、日本では9キロから12キロまでものを「スタンダード」、5キロ以下のものを「ミニチュア」、3キロ前後のものを「カニンヘン」と呼ぶようです。

毛質の種類

ただし、厳密な規定ではなく、血統書にはミニチュアダックスフンドと明記されていても、成長するに連れて規定を超えてしまう場合も多くあります。
毛質については「スムースヘアード」と「ワイヤーヘアード」、「ロングヘアード」の3つの種類があります。
初期におけるダックスフンドの毛質は、そのほとんどが滑らかな被毛で覆われた「スムースヘアード」であったようです。
光沢がある毛が密集して生えているのが特徴で、今でも一般的に見られるのは、この「スムースヘアード」です。
「ワイヤーヘアード」は比較的短毛で剛毛です。これは「スムースヘアード」のダックスフンドに剛毛種であるスコティッシュ・テリアやミニチュア・シナウザーを交配して作られたです。
そして、「ロングヘアード」は「ワイヤーヘアード」にスパニエル系、アイリッシュセッターを掛け合わせて作られた長毛種ということになります。
ダックスフンドは利発であり、性格も明るく活発なので、飼い犬としてはとても人気があります。
反面、さみしがりやの性格なので、親密な関わりを持つように心がけましょう。