ポメラニアン

ポメラニアンとは

ずんぐりむっくりとしたまん丸の容姿がなんとも愛らしいポメラニアン。愛犬家の中でも非常に人気の高い
犬種として知られており、近年の人気犬種のランキングでも常に上位にランキングされ続けています。

現在のポメラニアンの姿を思い浮かべた時、ポメラニアンのルーツが北方のアイスランドやラップランドで
ソリを曳くためのイヌであったという話を聞いても、にわかには信じられないという人も多いと思います。
それもそのはずで、当時のポメラニアンは体重が30ポンド以上(およそ14キロ)もあった大型犬であり、
ヨーロッパなどで一般的に名前が知られるようになったのも番犬としてでした。

ちなみに、ヨーロッパでポメラニアンの知名度が一気に広がった背景には、ヴィクトリア女王の存在がありました。
愛犬家としてもブリーダとしても知られるヴィクトリア女王は、たくさんの犬を所有していましたが、
その中にマルコという名前のポメラニアンもいました。マルコは当時の一般的なポメラニアンと比較すると
体型が非常に小さく、5キロほどしかなかったと言われています。
このマルコが品評会で話題となり、繁殖家たちはこぞって小型のポメラニアンをつくり出すようになります。

ポメラニアンの特徴

こうして、ポメラニアンは愛玩犬としての地位を確立するようになったというわけです。
小型化したポメラニアンの特徴として、非常に豊かな被毛が挙げられます。
「動く毛糸玉」とも呼ばれるポメラニアンの被毛はダブルコートで、下毛が非常に柔らかいのに対して、
上毛は少し粗く、首や肩、胸部には長い飾り毛があるのも特徴です。
毛色に関しては体が小型化するに従って変化しており、もともとは白一色であったポメラニアンですが、
現在では黒や茶、オレンジ、タンなど非常に多くのバリエーションが見られます。

また、冒頭でも触れましたが、ずんぐりむっくりとした、まん丸な体つきもポメラニアンの人気の理由の一つと
なっています。体重は3キロ前後ですが、体高が20センチ程度と低く、体の各部位は意外なほど
しっかりとしています。このしっかりとした体つきと、首から胸にかけてのモコモコとした被毛の感じが、
ポメラニアンの独特な風貌をさらに際立たせています。

健康管理のコツ

健康面でも、小型犬の割には非常に丈夫であり、寿命も他の小型犬と比べると若干長めです。
小型犬特有の骨の脱臼・骨折などは見られますが、特有の病気があるというわけではありません。
それよりも気をつけたいのが肥満です。ポメラニアンの中には飼い主が可愛がるあまり、
食事やおやつの与え過ぎによって肥満している個体が多く見られます。
肥満が原因の病気で命を落とすイヌも増えているので、
普段から栄養のバランスや適度な運動を心がけるようにしましょう。
特に、運動に関しては、ポメラニアンはとても活動的な犬種なので、毎日散歩に連れて行ってあげましょう。

性格的にはとても無邪気で好奇心旺盛です。しかし、その反面で神経質なところが見られ、
吠え癖や噛み癖のある個体も多く見られます。こうしたことから、番犬としては重宝するかもしれません。