パグ

パグとは

最近人気の出てきた犬種の一つに「パグ」があります。
一時期「ブサ可愛い」なんて言葉が流行りましたが、パグはまさにブサ可愛いを地で行く犬ではないかと思います。
「最近人気の出てきた」と書きましたが、パグの歴史は非常に古く、紀元前から存在していたと言われています。
ルーツについては諸説ありますが、鼻が短い風貌からペキニーズと関わりが深いのではないかという説や、ブルドックの小さなタイプが代々掛け合わされて生まれてきたのではないかという説、マスティフが小型化した犬種だという説まで、いろいろあります。

パグの名前が一般に知られるようになるのは、シー・ズーと同じくチベットが最初です。
チベットの仏教僧の間で可愛がられていたパグが中国に伝わり、中国の貴族たちの間でその独特の風貌がもてはやされることとなりました。
ちなみに、中国で人気が出た理由の一つに、パグの額にあるシワの形が漢字の「皇」の字に似ていたからだという話もあります。
その後、中国と交易のあったオランダを介してイギリスに持ち込まれたパグは、ビクトリア女王の寵愛を受けるまでの存在となったそうです。

ちなみに、パグという名前の由来ですが、ラテン語の「パグナス(握りこぶしの意)」から来ているとか、中国語の「パー・クゥ(いびきをかいて眠る王様の意)」から来ているとか、「パグ」と言うキヌザルの顔に似ていたために「パグ・ドッグ」と呼ばれるようになったという説まで諸説あります。

飼育のポイント

パグは非常に特徴のある外見を持っている犬です。顔がシワシワで、鼻はつぶれ、丸っこい体は肉付きがよくブヨブヨとしており、毛が短く、しっぽがクルッと丸まっていて、いかにも愛嬌があります。
性格も非常によく、顔を見ると一見怖い感じを受けるかもしれませんが、実際には人懐っこい性格で従順です。
やんちゃで遊び好きな一面もあり、一緒に暮らすパートナーとしては理想的ではないかと思います。
ただし、寝ている時にはいびきをかくのでちょっとうるさいですが、それもパグの魅力の一つでしょう。

飼育上の注意点ですが、パグは毛が短いので、厚さや寒さに弱い犬種です。適切な温度管理をしてあげましょう。
毛が短いのでブラッシングなどは最低限で大丈夫ですが、皮膚のシワやたるみ、垂れ耳など汚れがたまりやすい部分が多いので、皮膚を清潔に保つように心がけましょう。パグは皮膚病にかかりやすい犬種です。

また、遊び好きなのでできれば毎日散歩に連れて行ってあげましょう。
家の中でじっとしているとストレスを溜めてしまいます。毎日の散歩は運動不足の解消にもなります。
パグは他の犬と比べて肥満の傾向が強く、糖尿病の発症率が高いことでも知られています。
ですから、肥満解消のためにも散歩が重要になります。
ただし、先程も言ったとおり、暑さや湿気に弱いので、真夏の昼間などに散歩をさせることは避けましょう。
朝や夕方・夜の涼しい時間帯を選んで十分に遊ばせてあげてください。