ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリアとは

先ほど紹介したチワワが全犬種の中で最も小さな犬種ならば、
2番目に小さな犬種はヨークシャー・テリアということになります。
平均的な大きさは2キロから3キロ程度で、日本ケンネルクラブの資料によると、理想は2キロと言われています。
ヨークシャー・テリアは「動く宝石」とも表現されるように、非常に優雅な姿が特徴の小型犬ですが、
実はイギリスのヨークシャー地方で、炭鉱や工場のネズミ捕りのために飼育されていた犬でした。
19世紀のヨークシャー地方は炭鉱で大いに賑わっていた時代であり、
また、毛織物工業も非常に盛んで、「世界の工場」と言われていました。
そこで、ヨークシャーの繁殖家はねずみを駆除するための犬を綿密な計画のもと、つくり出そうとしました。

ヨークシャー・テリアの歴史

ヨークシャーの繁殖家は、もともとネズミ退治に使っていた原種のテリアにクライズデール・テリアや
ウォータサイド・テリア、ペイズリーテリアなど様々なテリアをかけ合わせ、
ネズミ駆除に特化したヨークシャー・テリアの元となるテリアを作り出しました。
しかし、当初のテリアは非常に大型で体重が7キロから8キロほどあったため、
小型を図るためにマルチーズなど小型犬との交配も行なって、
5キロ以下のヨークシャー・テリアを作り出すことに成功したのです。

さて、20世紀に入るとヨークシャー・テリアが徐々にアメリカにも持ち込まれるようになります。
しかし、「ネズミ駆除のための犬」というレッテルが邪魔をしてなかなか人気が出ませんでした。
そこで、アメリカとイギリスの繁殖形が共同でヨークシャー・テリアの改良を試み、
現在のように非常に小さい、まるでアクセサリーのような愛玩犬が登場したのです。
すでに書きましたが、ヨークシャー・テリアはチワワに次ぐ世界に2番目に小型の犬種です。
体重は3キロ以下が望ましいとされています。しかし、そのコンパクトな体型にも関わらず、
テリアらしい優雅な容姿が外観の特徴の一つです。被毛も特徴的で、胴体部分はダーク・スチール・ブルーで、
頭部はタン(黄褐色)が基本です。この独特は配色が宝石に例えられるゆえんとなっています。
手触りも非常によく、まるで絹糸のようなしなやかな感触で、そこも人気の要因の一つと言えます。
また、ヨークシャー・テリアの被毛というと地面まで届くような長く伸びたものをイメージする人も多いと思います。
確かにドッグショーなどではよく見られますが、手入れが大変なため、短く刈っている犬も多く見かけます。

性格

性格に関しては、自己主張が強くよく吠える個体も見かけられますが、その反面、とても甘えん坊な一面もあります。
寂しがり屋で飼い主にかまって欲しくてスキンシップを取ろうとするので、飼い主にとってはとても可愛い存在の犬といえるでしょう。
また、小さいながらもよく動きまわり、また、好奇心も非常に強いため、散歩は大好きです。
ストレスを溜めないためにも散歩は欠かさないようにしましょう。